2025 AUTOBACS SUPER GT Rd.1 OKAYAMA GT300km RACE 公式プログラム

2025 AUTOBACS SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット 公式プログラムの限定公開版です。


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SPORTINGREGULATIONDIGEST競技規定ダイジェスト公式予選予選はクラス別で行われ、Q1/Q2というノックアウト(勝ち抜き)方式で行う。Q1とQ2はそれぞれ別のドライバーが走る。走行はGT300、GT500の順で、GT300のQ1は前戦(第1戦は前年度)のチームランキングに基づきA/Bの2組に分け、各10分間で行う。Q1の結果でGT300は計18台(各組の上位9台)、GT500は上位10台がQ2へ進出できる。決勝グリッドはQ2の1位がポールポジションとなり、以降はQ2の順位となる。Q2に進出できなかった車両はQ1の順位で決定される。タイヤはQ1とQ2でそれぞれ1セットを使用できるが各時間中の交換は禁止。Q1で敗退した車両は、Q1で装着したタイヤが決勝レースのスタートタイヤとなる。Q2進出車両は予選終了後にどちらを使用するか抽選で決定する。ただし競技運営からWET宣言が提示された場合はウエット(雨用)タイヤが使用でき、ドライタイヤは別途規定される。※使用タイヤはQ1とQ2で各1セット。決勝スタートではこの2セットから抽選したタイヤを必ず装着(WET宣言時は除く)。※GT300のQ1結果での順位決定はトップ車両が速い組の10位が予選19位、遅い組の10位が予選20位、次は速い組の11位と並ぶ。反則とペナルティ危険な走行や規定違反を行うとペナルティ(罰則)となり、反則の程度でピットレーンを制限速度で通過のドライブスルーや指定時間の停車するペナルティストップ、競技タイムに加算のタイムペナルティとなる。ペナルティは3周以内に実行しないと失格だ。クラス分けレースはGT500クラスとGT300クラスの2クラスが混走する。順位(シリーズポイント)は各クラスで与えられる。クラスの見分け方は、ゼッケンの地色がGT500は白色、GT300は黄色。ヘッドライトはGT500が白色か青系、GT300が黄色となる。GT300GT500ドライバーとレース距離2025シーズンの開幕戦岡山や第2戦セパンは決勝レースが300kmで、第2戦富士は3時間レースと各大会によって異なっている。1チーム(車両のゼッケン単位)のドライバーは2名を登録し、350kmと3時間レースは更に1名を追加できる。予選のセッション2回(Q1とQ2)を1名が連続して走行してはならない。決勝は1人が当初のレース距離またはレース時間の2/3を超えてはいけない。サクセスウェイト制各競技車両はドライバーに対するシリーズ得点の累積を基準に、次大会に向けGT500とGT300車両にサクセスウェイト(SW)が課される。参戦数は車両のゼッケン単位でカウントする。○参戦6戦目まで:前戦までのドライバーズ・ポイント、1ポイントを2kgに換算した重りを搭載(例:10ポイント=10×2=20kg)。○参戦7戦目:前戦までのドライバーズ・ポイント、1ポイントを1kgに換算した重りを搭載(例:10ポイント=10×1=10kg)。○参戦8戦目:SWは適用されない(重りを搭載しない)。○SWの上限はGT500/GT300共に100kgとし、それ以上は数値上でのみ累積する。1kg以下の端数は切り上げる。○SWが50kgを超えた場合、GT500車両はSW重量を3段階で区切って燃料流量リストリクター径を絞って出力を下げ、併せて50kg以下の実重量を搭載してSWに相当した状態に調整。GT300車両は50kgの実重量を搭載して、併せて燃料給油パイプに装着されたサクセス給油リストリクターを絞って給油時間が通常以上に増えるようにして、SWに相当した状態に調整する。決勝スタート決勝レースは走りながらスタートするローリングスタート方式で行う。決勝前、競技車はスターティンググリッドに、GT500全車が前、その後ろにGT300全車と分かれて、それぞれ予選結果順に2列縦隊で並ぶ。スタート時間になると競技車はオフィシャルカー(先導車両)に従い隊列を維持して、フォーメーションラップを行う(原則2周だが状況により増えることもある)。フォーメーションラップの終了と共に先導車両が退去し、以後は各クラス最前列のマシンが一定速度で先導して走る。信号がグリーンとなってレーススタートとなるが、各車両は自車がスタートラインを通過するまで追い越しはできない。フルコースイエロー(FCY)決勝レース中にコース内で車両が停止するなど安全上の理由が生じたとき、コース全周がイエローフラッグと同等なFCYが宣言される。それと同時にイエローフラッグが振られ、この時点から追い越し禁止となる。イエローフラッグが振られた10秒後にFCYボードが提示され、速度は上限80km/hに規制される。この時、不要に遅く走ってはいけない。問題が解消されたら、グリーンフラッグが振られ、FCYが解かれると各規制は解除される。なおFCY中にセーフティカー(SC)が入り、FCYからSCランに移行する場合もある。シリーズポイントシリーズタイトルは、クラスごとにドライバーとチームに与えられる。1シーズンでのポイント合計が最も多い者が、タイトル保持者(チャンピオン)に認定される。同ポイントで並んだ場合は、上位入賞回数の多い者が上位となる。不可抗力によるレース中止の場合は、先頭車両が2周を完了せずに終了すると、ポイントが与えられず、所定の周回数の75%未満ならば当初ポイントの半分が与えられる。○ドライバー(組単位)は決勝順位で右表のポイントと予選1位までに1ポイントが与えられ、全戦で合計する。予選に出走しなかったドライバーと第3ドライバーで決勝走行が50km未満は各走行のポイントは与えられない。○チーム(車両のゼッケン単位)は決勝順位で右表のポイントと走行ラップに応じたポイントを全戦で合計する。順位123456789101112131415決勝252016131110987654321○GT300:ドライバー/チーム大会ポイント順位12345678910決勝2015118654321○GT500:ドライバー/チーム大会ポイント○チーム周回ポイント走行ラップトップと同一周回1周遅れ2周遅れ3周遅れ以上GT500ポイント321GT300ポイント321レースの勝負は“一番にゴールすれば勝ち!”で、これはSUPERGTも同じだが、公正に競技競技を行うための細かなルールが存在する。クラス分けやチャンピオンの決め方など、SUPERGT独自の競技規則(スポーティング・レギュレーション)のポイントを知れば、観戦がさらに楽しくなるはずだ。ピットイン決勝レースでは、燃料補給を伴うドライバー交代のピットインが義務となる(SC中はカウントせず)。3時間レースでは、大会前にピットインの義務回数が指示される。競技中にピット作業エリアで車両に触れて作業できるのはメカニック5名とドライバーのみ。タイヤ交換は2名で行う。燃料給油とタイヤ交換の作業は同時に行えない。なお大会で指定された義務ピットイン回数を履行できない場合は、失格になる。101〜10位走行10分10分GT300GT500Q1Q2全車走行11位以下グリッド決定グリッド決定グリッド決定8分10分10分10分1〜18位走行A組・B組それぞれ10位以下グリッド決定、上位9台がQ2へ8分10分5分A組走行B組走行ノックアウト方式の仕組み76


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