2024 AUTOBACS SUPER GT Rd.1 OKAYAMA GT300km RACE 公式プログラム

2024 AUTOBACS SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット 公式プログラムの限定公開版です。


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──SUPERGT30周年特集──1994年JGTC開幕。2005年SUPERGTへ進化。30周年、そして未来へ。1994年5月1日。全日本GT選手権(JGTC)第1戦の決勝が富士スピードウェイで開催された。これが今のSUPERGTに連なる記念すべき幕開けであった。参戦したのはGT1クラス(現GT500)が14台、GT2クラス(現GT300)が4台だ。GT1にはスカイラインGT-R(R32)、スープラ(JZA80)、シルビア(PS13)などグループAをベースにしたマシンが多く、市販車をレースカーに仕立てたフェラーリF40やランボルギーニ・カウンタック、さらにはグループCをデチューンしたポルシェ962Cも走った。GT2はポルシェのカップカーが主力だった。富士のメインスタンドは数多くの観客が集い、新しいシリーズ誕生に大いに盛り上がった。1994年ラスト2戦目、第4戦SUGOにはトヨタのレース部門であるPoNoClassMachineDriverTime/Diff.11GT1カルソニックスカイラインBNR32影山正彦1:52'03.626224GT1コクピット館林GT-RBNR32袖山誠一/山路慎一1Lap340GT1タイサンADVANF40F40鈴木恵一/太田哲也2Laps414GT1CCIあめんぼうシルビアPS13服部尚貴/大井貴之4Laps529GT2KORGKEGANIポルシェ964A小幡栄/上原英郎5Laps1994年5月1日富士スピードウェイ全日本GT選手権第1戦「全日本富士GTレース大会」決勝レース結果天候:曇コース:ドライ周回数:68Laps参加:18台※1994〜96年はドライバー1名も許された。TRDが手掛けたスープラが登場。翌年にはNISSANもR33GT-RベースのGTカーが、さらにHondaと無限、童夢が開発したNSXが1997年に登場すると、国産GTの対決にファンが沸いた。1998年第2戦富士にはGT500が22台、GT300が24台というビッグレースへと成長していた。1994.5.1JGTC初開催のスタートに大観衆が熱狂。カルソニックスカイラインの影山正彦がJGTC初戦を制す。JGTC/SUPERGT通算1戦目国内レースで最大の動員を誇り、いまや世界的な評価も高い日本発のGTカーレース。その誕生は1994年、全日本GT選手権(JGTC)」としてレースファンに熱狂をもって迎えられ、1999年には当時のTI英田サーキットで初開催。岡山に激しいエキゾーストノートを轟かせた。そして2005年、「SUPERGT」として生まれ変わって最初に火蓋を切った舞台は、岡山国際サーキットだった。ファンを魅了し続けて、30年。そのシリーズの始まりと、岡山国際サーキットでの戦いを振り返る。12


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