2025 AUTOBACS SUPER GT Rd.1 OKAYAMA GT300km RACE 公式プログラム

2025 AUTOBACS SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット 公式プログラムの限定公開版です。


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SUBARUファンに笑顔を!チャンピオンを目指してそして、迎える開幕戦岡山。61号車BRZの今季の目標を尋ねてみた。「毎年チャンピオンを獲るんだという気持ちで挑み、チームのレベルや仕事の精度は年々上がっているんですが、去年は全く結果が伴わなかった。レースって本当に一筋縄にいかないと思いましたが、今年新しいコンセプトのクルマを作って何としてでもチャンピオンを獲りたいという気持ちが例年以上に強いので一生懸命がんばりたいと思います」と小澤総監督。「目標はシリーズチャンピオン。とはいえ、チャンピオンって結果的に獲れるものですから、まずは全戦でポイント獲得。それが最低ラインでそこをクリアすることが大事だと思います。ですから、一戦一戦でしっかりポイントを取るためのクルマ作り、戦略を考えていくということは、自分の中の最重要項目です」とは沢田稔監督。さらに、「岡山は私の地元なので”母国グランプリ”なのですが、これまで良いことがありませんでした。ここでポイントを取れば流れがつながっていくので重要なレースになります。千鳥のノブと出身が一緒(井原市)なので、『がんばるんじゃー!』と言っておきます(笑)」と続けた。井口と山内も続ける。「どのチームもチャンピオンを目指していると思いますが、まずは1勝を挙げたいですし、ここにいるみんなのシンプルな笑顔が見たいです。そのために自分ができることを全力で頑張ります。い流れになっていて、みんなの気持ちの詰まったクルマになっていると思います」話を聞いた公式テスト岡山時点では、十分な手応えを得ているようだ。ニューマシンのコンセプトはデザインにも。風をいなしてしなやかにまた、今季のBRZはカラーリングが変更され、ボンネットの両側、ボディサイドに流れるようなラインが描かれた。「BRZGT300が新車になりエアロの使い方が変わったということで、よりしなやかにしっかりタイヤをもたせよりスムーズに走るクルマをコンセプトに考えていました。それを『再現できるようなデザインで』とリクエストをした結果、流れるようなデザインになりました」(小澤)。「心機一転になって良いと思います。速く走ることですべてが格好良く見えると思うので、まず僕たちのやることはそこでしょうね」(山内)。昨年は厳しいシーズンだったが、それでも熱心で長く応援しているSUBARUファンが多い。「昨年は最悪の年でした。何かが壊れても原因があって対策できればそうでもないのですが、みんなが一生懸命仕事しているのになかなか予見ができない、想像の外にあるような壊れ方をすることがあったので、無力感の募るシーズンでした。それでもSUBARUファンの皆さんは成績が残らないシーズンでも一生懸命応援してくれるし、離れて行くという方も少ないので仲間感が強いです。だからこそみんなで喜びを分かち合えるような成績を残したいし、良いシーズンにしたいです」と小澤総監督。「予選だけではなくトータルの記録をしっかり残せるよう頑張っていきたいです。僕は今求められていることに集中して挑むだけかなと思っています。みんなが応援をしてくれることは当たり前ではないと思って戦っているので、振ってくれる旗を見てその期待に応えられるように全力で頑張るというのが僕たちの務めかなと思います」(小澤)山内、井口の両ドライバーも、その時々でベストを尽くすしかないので、予選のやり方に変わりはないと語る。締めはチームの大黒柱である井口だ。「去年苦しい経験をしたことで、小澤さんが言われたようにファンの方々が離れずに最後まで期待を持って応援してくれたことにお返しをしたいです。そしてSUBARUファンの皆さんの笑顔を作りたいという思いが強いので、それが優勝やチャンピオンにつながるようにしたいです」と決意を込めて繋いだ。今年はSUBARUから目が離せない1年になりそうだ。※Cd値:車両が走行中に受ける空気抵抗を表す値TEAMdirectorMinoruSawadadriverstakutoiguchi&hidekiyamauchi712025AUTOBACSSUPERGTRound1OKAYAMAGT300kmRACE


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