2025 AUTOBACS SUPER GT Rd.1 OKAYAMA GT300km RACE 公式プログラム

2025 AUTOBACS SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット 公式プログラムの限定公開版です。


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2025年はエンジニアを3人体制に強化するかつてレース車両のセットアップ(セッティング)は、チーフと呼ばれるメカニックが、ドライバーの意見と自らの経験値を駆使して仕上げていた。しかし車両自体が高度になり、多岐に渡って電子制御がなされデジタルデータで分析が可能になった現在、セットアップの行程は圧倒的に増大し、それを専門とする「エンジニア」が不可欠な存在になった。GT300クラスでも競争の激化に開幕戦岡山の地元となるK-tunesRacing。2018年にSUPERGTにデビューし、その年に2勝を挙げ早くもSUPERGTで存在感を高めた。2025シーズンも末長一範チームオーナー、石井貴之チーム代表の下、影山正彦監督と、長くK-tunesRacingを支える新田守男選手、その良き相棒の高木真一選手で参戦する。今季は表には見えにくい重要なポイントも強化。K-tunesRacingNEWS2025SPECIALREPORT連れて、上位チームでは複数人のエンジニアを擁するところが増えている。今シーズンのK-tunesRacingは、下江浩晃チーフエンジニア、一瀬俊浩サポートエンジニア、そして森藤健吾データエンジニアと、エンジニアリング部門を3人体制に強化して開幕戦岡山を迎えることになった。K-tunesRacingをSUPERGT参戦前からけん引してきた新田守男選手は「体制を一新したのは“チームのレベルをワンステップ上げよう”というのが狙いです。去年までは、例えれば“レーシングチームとしてのお勉強の期間”と言えるかな。クルマ自体は昨年と同じで、装着するダンロップのタイヤも昨年までの仕様に近いものになる。今年は一つ一つ確認しながら精密に“レーシングカー”を仕上げていきたい」とエンジニア体制一新の狙いを語る。これを受けて高木真一選手は「下江さんは、去年まではチーフメカニックを担当していましたが、今年はチーフエンジニアとしてがんばってくれています。ただしエンジニアとしては1年目ということでレースオペレーションに専念してもらい、マシンインフォメーションをチームのインテリジェンスに。FocusonK-tunesRacing68


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