2025 AUTOBACS SUPER GT Rd.1 OKAYAMA GT300km RACE 公式プログラム

2025 AUTOBACS SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット 公式プログラムの限定公開版です。


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GRSupraGT500は、2020年にTOYOTA/TRD※陣営が戦線に投入して以来、ベース車両が同じまま改良を重ね、TOYOTAGazooRacing(TGR)のGT500車両として6シーズン目を迎える。昨年は、GT500車両のエンジン/車体の開発凍結が一部解除され、かなりの進化を遂げた。今シーズンは再び開発が凍結されたので2025年型GRSupraは基本的に昨年型と同じ車両と言える。昨年型は、エンジン回りを徹底的に軽量化して前後重量バランスを改善。これまでGRSupraの弱点だったアンダーステア傾向を解消した。その結果、規定改定による車高引き上げに対応する必要はあったものの、ドライバーにとって非常に操りやすいマシンに仕上がった。そして昨年はGRSupra勢としては6勝、中でも3勝してチャンピオンになった36号車は、サクセスウェイトのせいで予選で下位となっても決勝レースで順位を上げ、ライバル車ばかりか同じGRSupra勢をも抜き去るほどの速さや強さを示した。これはセッティングやドライバーの走り方によって、GRSupraのパフォーマンスがさらに引き出される可能性を示している。車両開発が凍結されているだけに、このノウハウを他のGRSupraチームも解明できれば、今季のGRSupra勢のパフォーマンスは他メーカーの大きな脅威となるだろう。※TRD:TOYOTAのレース車両開発部門。現在はトヨタ・カスタマイジング&デベロップメント内にあり、TGRにレース車両を開発し供給する。TOYOTACHECKUPMACHINESGT500THETOYOTAGRSupraGT500DriverImpressionGRSupraGT500昨年はGRSupra勢で6勝とライバル車種を圧倒3勝のauTOMʼSGRSupraが連覇を達成迫力クラスで競うGT500マシン3車種を解説「ベースはズレていないのでいつも通りやるだけです」坪井翔No.1auTOMʼSGRSupra搭載エンジン型式TOYOTARI4BG車両スペックはレギュレーション・ダイジェスト(P.77)にてクラス共通を掲載。2024年開幕戦岡山:決勝1位/予選1位ここまでのテストでの流れをみると、CIVICTYPER-GTのパフォーマンスが気になりますね。昨年デビューした車両ですが、シーズン終盤に向かって調子を上げてきている印象でしたし、シーズンオフのテストも速かったので、昨年以上に手強くなっているのかなという予想はしています。ただ今年のGT500車両は開発が凍結されているのでクルマ側(のハード面)は何もできないので、タイヤ開発や(車両の)セットアップなど出来るところをもっと詰めていきたいです。僕らのベースはズレていないので、いつも通りやるだけです。FRONTSIDEREAR28


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