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岡山トヨペットの社内で選抜された専属メカニック、プロドライバーによって構成される社内レーシングチームが「K-tunesRacing」だ。2018シーズンからSUPERGTのGT300クラスに参戦。また、GTWorldChallengeをはじめ、さまざまなカテゴリーに挑戦している。K-tunesRacingはSUPERGTのほかにも、さまざまレースカテゴリーに挑戦しています。YouYubeでは、ドライバー&レースアンバサダーの知られざる姿も!■GTWorldChallenge■InterProto■岡山チャレンジカップFocusonK-tunesRacinginSUPERGTRound1OKAYAMAApril13[Sat]-14[Sun],2024K-tunesRacingNEWSSPECIALISSUE「昨年までレースではタイヤ交換を担当していましたが、今年はエアジャッキを担当することになり、チーム全体をよりいっそう広い視野で見られるようになったと思います。昨年までは自分の周囲だけを見ていたことに気づきました。全体を見渡して、ピットイン時のタイムロスを少なくするだけでなく、スタッフ全員の安全を確保するのも大事だと思うようになりました。開幕戦は地元開催なのでチーム一丸となり勝利を掴みたいですね。」LEXUSRCFをベースにトヨタが開発したFIAGT3車両で、ストレートもコーナーもバランス良く速く、扱いやすいGT3マシンだ。2024年の96号車のデザインコンセプトは“バサラ”。これは戦乱の時代に流行した粋でありながら華美さも持ち合わせるファッションで、ニューウェーブの時代にふさわしい常識を打ち破り新しい風を吹かせる「バサラ者」をイメージしている。No.96K-TunesRCFメカニック(入社11年目)エアジャッキ担当下江浩晃エンジニア(入社2年目)データエンジニア担当榊正慶「大学ではデータ分析をやっていて、入社後に知り合いを介してチームに加入し、エンジニアを担当することになりました。個人的にもレーシングカートで走っていたこともあって、モータースポーツには興味がありました。エンジニアをやっていてやりがいを感じるのは、自分が想定していた状況にピタリとはまって結果が出た時ですね。今後は視野をもっと広くもっていたい。開幕戦はチームの地元・岡山の開催だから結果を残したいですね。」担当が変わってスタッフ全体にも目が行くようにやりがいを感じる瞬間は、自分の想定がピタリとはまった時Specifications■ボディサイズ:全長4846×全幅2030mm■最低車両重量:1300kg■ホイールベース:2770mm■エンジン:2GR-GSE(水冷V型8気筒NA)■排気量:5400cc■出力:500ps以上■タイヤ:DUNLOPデザインコンセプトは「バサラ」K-tunesRacingでは、岡山からNewWaveを起こすべく、情報発信にも力を入れている。特にYouTubeでは、K-tunesChannelを立ち上げ、自動車やモータースポーツについて分かりやすいフレンドリーな発信をするほか、高木選手が海に出掛けて魚釣りをしたり、レースアンバサダーが食レポをしたりと動画でも新しい風を巻き起こしているので、ぜひチェックしてみてほしい。71Mechanics